民主党に政権交代の勢いはなくなった
●小沢民主 岐路の春
結党10年の節目となる民主党大会が16日開かれた。 参院選で与野党逆転に持ち込んで半年。 春の予算攻防で解散に追い込み、政権交代をめざす戦略を描く小沢代表は『最後の最大の最終の決戦』と意気込んだ。 ただ、福田政権が春の政局を乗り切り、解散先送りとなると一転、小沢氏の求心力は低下しかねない。 9月の代表選に対立候補が立ち、続投に黄信号が点滅する可能性もある。
『政権交代を実現して日本の大掃除をしないと国民は救われない。 今年こそまさにその年だ。 何が何でも本年行われるであろう総選挙で勝利しなければならない』
小沢氏は党大会のあいさつで、年内総選挙に勝負を賭ける決意を前面に出した。 小沢体制を支える執行部も同調し、鳩山由紀夫幹事長は『7月の洞爺湖サミットは、ぜひ、小沢代表で実現させようではないか』。 最後にマイクを握った菅直人代表代行も『08年の総選挙決戦を勝ち抜き、新たな政権を小沢代表の下につくる』と力を込めた。
臨時国会で民主党は福田政権を攻めあぐね、首相問責決議案を提出する流れを作れなかった。 加えて補給支援特別措置法を再議決した衆院本会議を小沢氏が途中退席し、批判を浴びる幕切れとなった。 にもかかわらず、党大会で小沢氏批判が全く出なかったのも、この体制で総選挙を戦うという目的が共有されているからだ。
政権交代を目標に掲げながら、なお実現していない民主党において、代表が党内を掌握し続けるのは容易ではない。 延べで6人目の代表となった小沢氏は、06年4月の就任直後に衆院千葉7区補選を制し、参院選にも勝って求心力を高めてきた経緯がある。
今のところ、解散がサミット後までずれ込み、そのまま代表選予定される9月を迎えても、小沢氏が続投するという見方が有力だ。 しかし、党三役経験者の一人は『参院選から1年以上たっても解散に追い込めなかった責任を問う』と語る。 03年に自由党党首から民主党に合流した小沢氏に対しては、もともと違和感を抱く議員も少なくない。 小沢氏では解散に追い込めないという空気が広がれば、代表選を契機に党内が揺らぐ可能性もある。
ある中堅議員は『支持者から「青臭く政策を語り、愚直に取り組む民主党らしさがなくなってきた」と言われる。 小沢さんの退席問題でも政策は大事にせず、選挙に勝てばいいんだという印象を与えた』と語り、小沢氏の無投票続投は好ましくないとの考えを示した。
●小沢氏 『補給法案 大事ではない』
民主党の小沢代表は16日の記者会見で、大阪府知事選の応援に向かうため、補給支援特措法の再議決前に衆院本会議を退席した問題について『国民にとっても民主党にとっても大事な法案ではない。 私は反対の意思表示をすでにしている。 参院は多数があったから否決した。 府知事選への応援が前から決まっており、選挙での約束は違えてはいけない』と説明し、自らの行動は正当だったと主張した。
党内外から批判を浴びたことに対しては『理解できない。 党首としての活動は、自分なりの優先順位を決めて判断している。 国民は理解してくれている』と反論。 『首相や大臣は全部本会議に出席してますか。 してないでしょ。 首相や大臣よりはるかに僕は忙しいし役割も大きい。 なぜ野党党首はけしからんと批判するのか。 官尊民卑で体制的な発言だ。 マスコミが権力におもねってはダメだ』とマスコミ批判を展開した。
小沢氏は15日の本会議も『所用のため』(側近)として欠席した。
(08年01月17日(木) 朝日新聞 より)
参院選で与野党逆転がおこり、この勢いで政権交代か、と思われましたが、最近ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
その原因は小沢代表自身です。
『二大政党制にするべきだ』といい続けてきた人がいきなり『大連立だ!!』と言い出したり、『民主党には、まだ政権担当能力はない』とか『次の総選挙で勝つのは難しい』などと言い出しました。
これはもう自爆テロを起こしたようなものです。
しかも民主党はそんな小沢代表を引きとめ、代表を続けさせました。 それだけ民主党も自信が無いのです。 国民もア然です。 本来ならば、ここは小沢代表を切らなければならない局面です。 民主党は取り返しのつかないミスをしました。
政治家にもビジョンが必要です。 小沢代表にはそんなものはない。 あるのは、かけ引きだけです。
参院選での勢いは白紙になりました。
自民党は麻生太郎氏が救世主になるかもしれません。
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投稿: 世論調査.net | 2008年1月18日 (金) 23時17分